私が子供の頃から毎年当たり前に行われている「おせったい」が
今日行われた。縁側に弘法大師の石像を置き、その弘法大師にお
参りに訪れた人に、心ばかりのお菓子などをお礼に持ち帰りいた
だく風習である。父母や祖父母の時代には、うどんなどを振る舞
っていたようだが、衛生や手間の問題からか、今は袋菓子になっ
ている。朝から隣組が我が家に集まって準備し、150個ほど準
備したお菓子を振る舞った。9時15分に始めて、12時半に準
備したお菓子がすべて無くなった。おせったいの間は、赤い旗を
家の門に立てておく。これを目安にお参りにくる。振る舞うお菓
子が無くなったら、赤い旗を仕舞っておせったいが終わる。
まあ、年に一度隣組が集まって、ワイワイガヤガヤと一日を楽し
く過ごすことも目的のひとつだろうと思う。弘法大師あって、今
日の集まりと人との出会いが得られたと感謝しよう。 |
|