人それぞれ、育ってきた環境や経験によって己なりの物差しを持つ。
この物差しの厄介な事は、相手の物差しを考えず、己の物差しを当て
てしまうこと。
己の物差しでの「常識」が他人の物差しでは「常識」では無い場合が
多々あるが、それに気づかない。例えば、マナーと言われる所作やも
のの考え方がある。これは、ある程度の物差しの統一を狙ったものだ
が、これでさえも完全では無い。
お借りした物の扱い、トイレの使い方、店の商品の扱い、挨拶、ドア
の開け閉め・・・・
中国からの観光客のマナーが話題となるが、これこそ物差しの違いで
は無いだろうか。
とかく生活水準の高い人達ほど物差しの水準が高いが、水準の高い物
差しを持っている人ほど相手の物差しに対して寛容とも言われる。
さて、己の物差しを冷静に見てみたいが、なにを持って計ろうか? |
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