sub1e052

棚田/6月6日



あの美しい二次的景観の棚田を支えるのは石垣。

今日、その棚田の持ち主と畦道で立ち話をしていたら石垣に

関する貴重な話しを聞く事が出来た。棚田を維持して行くに

は、常に石垣の補修をしなければならない。その理由は棚田

に掛かる重力だそうだ。何の事かって? 昔は、棚田を耕す

のは人だったが、牛や馬になった。さらに耕耘機になって、

今は乗用のトラクターになり、田んぼの畦にかかる荷重がど

んどん増し、石垣にかかる負担が増えた。よって、棚田の石

垣が迫り出されて、補修の頻度が増加してきたのだそうだ。

ならば牛や馬とは行かないが、せめて小型の耕耘機にしたら

と言ったら、高齢化でそんな元気が無いと一蹴された。

高齢化は、石垣の補修も難しくして行く。美しい棚田の二次

的景観をどう守って行けば良いのか?