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日本の製造業/5月24日



日本の製造業の代表的な存在だった液晶のシャープが崖っぷちに立たされている。

今から36年程前、私もカラー液晶ディスプレイの開発に関わっていた。

液晶表示装置の構造は凄くシンプルだったと記憶する。シャープは、それを磨き上

げて自社の大黒柱にしようと考えて突き進んだ。しかしながら、競合他社との勝負

に負けた。私の勤めていた会社は、事業化に至らなかった。

シャープの場合、経営者の判断が結果論で間違っていたといわれている。液晶表示

装置とその応用製品を私的視点で見れば、自社の技術と知恵で他社との大きな差別

化は難しい製品と感じる。

日本が真似されずに、あるいは、日本人気質で諸外国に勝てる製品や技術は何だろ

うと考えてみた。結果は、設備装置のみで作り上げるものでは無く、人の技能が不

可欠なもの。さて、それって何?

デリケートな人の感性や時間をかけた技能の習熟で成し得る製品。・・・例えば、

う~ん・・出てこない。

日本刀とか、超精密金属加工機とか・・・・なかなか無いね。う~ん・・・・

自動車も先が見えているし・・日本国内の製造業の生き残りの道って何でしょうね。