何もかも、ほぼ疑い無く異文化を飲み込んで行く日本人。
クリスマスも七夕もハロウィンもバレンタインデーも・・・
そんな日本人は、宗教や思想に節操が無いと言われるが、それだから
宗教的な紛争なんてものが起こらないとも言える。
天台仏教の聖地とも云われる五辻の尾根(国東市国見町)に芸術作品
と称する裸体像が建てられたが、「仏のご慈悲」と言う寛容な心で、
それを拒絶せず見守っている。
これが、その逆なら、今頃像は谷底で横たわっているだろう。
国東半島の人々は、神も仏も大自然も、岩も木さえも、祈りの対象と
してきた。キリストの教えさえ、4百年前に国東半島人は受け入れて
いる。また、キリスト教が厳しく弾圧された時代にも天台仏教寺院は
キリスト教信者をかくまったとの言い伝えも残る。
さて、天台仏教の聖地に土足ならぬ全裸で立ち入ったゴームリーの裸
像を国東半島人はどう扱うのか? |
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