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国東半島/12月25日



何もかも、ほぼ疑い無く異文化を飲み込んで行く日本人。

クリスマスも七夕もハロウィンもバレンタインデーも・・・

そんな日本人は、宗教や思想に節操が無いと言われるが、それだから

宗教的な紛争なんてものが起こらないとも言える。

天台仏教の聖地とも云われる五辻の尾根(国東市国見町)に芸術作品

と称する裸体像が建てられたが、「仏のご慈悲」と言う寛容な心で、

それを拒絶せず見守っている。

これが、その逆なら、今頃像は谷底で横たわっているだろう。

国東半島の人々は、神も仏も大自然も、岩も木さえも、祈りの対象と

してきた。キリストの教えさえ、4百年前に国東半島人は受け入れて

いる。また、キリスト教が厳しく弾圧された時代にも天台仏教寺院は

キリスト教信者をかくまったとの言い伝えも残る。

さて、天台仏教の聖地に土足ならぬ全裸で立ち入ったゴームリーの裸

像を国東半島人はどう扱うのか?