この頃人間関係や言葉にギスギスした感じを受ける。
昔は、曖昧な隙間があって、その隙間がそれぞれの思いの違いを埋め
る緩衝材の役目を担っていた。
いまは、言葉までムダを取り除き、自分勝手な都合良い解釈や次の会
話が入り込む隙も無くなった。
酒の世界は、さらにムダにムダを重ねて心地よい世界をつくるらしい
が、下戸の私にはわからない世界。
何れにせよ、適度な隙間は摩擦を軽減し、人間関係のギスギスを避け
る知恵だったが、なんでそれを忘れてしまったのだろうか。
日々の会話も、テレビや新聞も、尖閣諸島問題もそれを強く感じてな
らない。
皆で隙間のある世界を取り戻せないだろうか。 |
|