盆正月やお祭りなどの旅に里まで通った懐かしい道が、自動車の
普及によって忘れ去られ始めている。
今日は、そんな道をもう一度通れるようにして、皆さんに歩いて
いただこうと、4名で整備に挑戦した。
いずれも地元出身者で、父母や祖父母はこの道を歩いた事を話に
聞いた事がある面々。
父母から聞いた話に花を咲かせながら、倒れ込んだ枯れ竹を道の
両側に片付け、倒木をチェーンソーで切りながら、おおよそ3百
メートルを整備し、道にはみ出した杉と檜の枝きりを1kmほど
行った。これで今日の作業は終わりの予定だったが、仲間の一人
が、この山の中に国東塔があると母から聞いたと言うので、それ
を見ようと山中を彷徨うことになった。おおよそ1時間ほど彷徨
い、その国東塔と神社の石殿に出会えた。勿論、参道などの形跡
は消え失せている。すでに忘れ去られた祈りの場であろう。
里道を掘り起こして、後世に伝えたいと足掻き始めたが、どこま
で出来るだろうか? 皆さんの協力をお願いしたい。
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