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五/1月16日



卒塔婆は、仏陀の遺骨を納めるストゥ-パ(仏塔)が起源とされるそうだ。

そのストゥ-パの形を真似たのが五重の塔といわれ、国東半島に多く見られる

五輪塔もストゥ-パが起源とされる。

さて、ここで解釈の違いがあった。五重の塔は、大日如来とされ、その五層が

大日如来の五体を示すとされる。国東の五輪塔は、地・水・火・風・空とし、

古代インドにおいて宇宙の構成要素・元素と考えられた五大を象徴すると解釈

される。

ここまででは、五輪塔の方がすてきな解釈に感じるが、大日如来は、宇宙の中

心そのものとされる事から、この二つが同じ価値観であることになる。

五は奥の深い数字である。我が指も五本あり、小学校の通知表も五点評価だっ

たが・・五輪塔にも五重塔にも遠く及ばなかった。