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早1年/3月11日



大きく揺れて、建物の外へ転がりながら逃げ出した。

その夜は、羽田空港の1階ロビーの床に段ボールを敷いて

緊急用毛布を一枚いただいて寝た。寝たと言っても横にな

っていただけで、一睡も出来なかった。僅か16時間だっ

たが、何の情報も得られ無い長い時間だったと記憶してい

る。

あれから早1年が過ぎた。その1年の長きにわたり、いま

だ仮設住宅での生活を強いられている多くの被災地の皆さ

んの心中は計り知れない苦痛であろう。

一刻も早い復旧復興を進めて欲しいと願う。復興を妨げて

いる瓦礫も、全国で受け入れ処分すればと思うが、それが

我が屋の隣だったら・・などと思う身勝手な思考を脳味噌

が発する。それを強引に押さえ込んでの決断が求められて

いる。是非、全国民一致の団結で瓦礫処理を進めよう。