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植物の能力/2月23日



コーヒーを飲みながら窓の外の楠木を眺めていた。

二十五年前は小さな木だったが、今は立派な楠木になった。

楠木はショウノウの原料として知られるように、自己を守る

成分を自己生成している。また、カラタチも樹枝や樹皮を変

化させ、動物からの捕食を防いでいる。この他にも、動物に

対する毒成分を生成したり、動物が嫌う匂い成分を生成する

植物もある。

そこで、不思議に思う事は、どうやって?

今を現実として、そこに至る過程を考えてみると、先ず、自

己が被害にあった現実を知る事から始まった事が想像出来る。

それを知るには、①センサーが必要である。センサーは何処

にある何だろう?そして、そのセンサーで知り得た事象(現

実)が自己にとって都合が悪い事の②判断機能は何?都合が

悪い事をどう防げばいいのかを考える③知能は何処あるのか?

その結論に基づいて④自己の形を変えたり、毒や臭いを作っ

たりする機能は何処に隠されているのか?

植物の変化は遅く、時間がかかるが、確実に環境に対して己

を守る変化を果たしている。その力・知能は何処にあるのだ

ろうか?

先ほどまで強く降っていた雨が上がった。