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神事/2月5日



国東半島には溜池が沢山ある。

川の少ない地域の知恵として、雨水を集めて稲作に利用してきた。

高齢化と過疎化で山間地の稲作も出来なくなり、溜池も役目を終え

てしまった。

役目を終えた溜池の土手が決壊して、その下流域に水害をもたらさ

ぬよう、溜池の土手を切り開く事になった。

溜池には、必ず水神様が祀られ、溜池を守っている。今日は、その

水神様に対し、今までの役目に感謝し、土手を切り開いて溜池の役

目を解放する事を告げ、この池が水害等をもたらす事の無いように

神にお願いする「水神上げ」と呼ばれる神事を行った。

国東半島は、今も神と仏がすむ。