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今日思う/1月30日



豊かな生活にはそれ相応のエネルギーが必要である。

エネルギーは、野山の木々に始まって、石炭・石油・天然ガスなどの高カロリーの

化石燃料に移行してきた。その化石燃料は地球温暖化ガスと言われる二酸化炭素を

作り出す。また、埋蔵量にも限界がある事から、地球温暖化に影響せず、枯渇の心

配の少ない核融合エネルギー利用が考え出された。

少しずつその方向への移行が始まっていた。されど、地球環境影響の少ない筈だっ

た原子力が、アメリカのスリーマイル島、ロシアのチェルノブイリ、日本の福島と

大きな事故を起こし、地球環境へも多大な影響を及ぼした。

さて、次のエネルギーには何を持ってくるのだろうか?風力や太陽光や潮力、海水

の表面と深層部の温度差、海底深く眠るメタンハイドレート、マグマの熱等々。

選択肢は、エネルギー開発だけではない。豊かさを我慢して、エネルギーの消費を

削減する手もある。

これには相当の覚悟が必要だが、自由経済も格差拡大の問題や消費の低迷が生じ始

めた。自由経済の発展は、消費拡大による製造やサービス等の成長拡大が前提だが

これが行き詰まりかけている。

そろそろ我慢も真剣に考えなければならない時期に来ているのではないだろうか。

私は、残りの寿命が少ないからまだ良い。若者達に住みよい環境(住める環境)を

残すには、相当の知恵を要する。政治家の皆さんや有識者が頭を寄せ合って真剣に

考えなければ地球は滅亡してしまう。・・そんな気がする今日である。