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石塔/10月2日



国東半島のあちこちで見受けられる石像や石塔。祈念塔だったり、

供養塔だったり、その目的は多々あろう。

これを触ると祟りがあるとか、ご利益があるとか・・・・

さて、その像や塔の前の姿は石である。誰かが、様々な教えに従い

願いや感謝を込め、仏の姿や文字を刻み入れ。

彫った人、それを彫らせた人の気持が石塔や石像の形として現され

ているだけであり、怨念や仏の力が石に込められる事はない。

かと言って、粗末に扱ってはならない。先人の思いや願いを想像す

る対象として見れば良いのではなかろうか。

いつまでも、大切な文化財として大事にその場に置いておきたい。

その場にあって、背景が想像できる。

この頃、小さな石像や石仏が、心ない者に持ち去られると聞く。

そんな輩には、石の怨念が不幸をもたらすであろう。