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震災その後/8月25日



3月11日(金)午後3時前、出張先で大きく揺れた。慌てて外へ

飛び出して、おさまったと思い建物に戻ったら、再び大きく揺れて

外へ飛び出した。

今度は、荷物をまとめて、大通りへ走り出て、タクシーを拾い羽田

空港へ向かった。快調に羽田へ着いたが、大分空港へ向かう飛行機

は飛ばなかった。それでは新幹線と思い、空港からの脱出を試みる

が津波警報で、すべての交通が止まった。敢えなく空港で一夜を明

かす事となる。外がどうなっているのかの情報も断たれたまま眠れ

ぬ夜を過ごした。・・・

あれから、5ヶ月が過ぎた。今だ復興の動きが始まらない様子がテ

レビで映し出される。5ヶ月は、言い方変えればほぼ半年。このス

ピード時代にどうなっているんだろうと不思議に思う。私は羽田空

港で16時間缶詰になった。たった16時間の缶詰だったが経験し

た事のないストレスを感じた。それが、5ヶ月以上不自由な生活を

強いられている被災地の人々はどれほどのストレスを感じているの

だろうか。なんで、はやく動けないのか?どうも納得のいかない今

日である。