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おもちゃ/7月2日



おもちゃの役割を考えてみました。きっかけは、横浜のブリキの

おもちゃ博物館です。

ここには、昭和に作られたブリキのおもちゃが沢山展示されてい

ます。その一つ一つは、ゼンマイの動力や蝋燭の熱で動き、工夫

されたカムでその動きもなかなか面白いものです。

それぞれのおもちゃ固有の動きを楽しみながら、その仕組みを想

像し、確認出来ます。

おもちゃを通じて、機構や原理などを学ぶ事ができます。

これに引き換え、今時の電子おもちゃは、夢中にしてくれる面白

みはありますが、そこから何か得られるかと考えると、なかなか

難しい様に感じます。平面デイスプレー上の出来事にハラハラ・

ドキドキしながら、次の瞬間を想像し、時間を忘れさせるほど夢

中にさせられます。されど、脳の栄養として、一体、何か残るの

だろうか、・・・なかなか思いつきません。

そう考えると、昭和のおもちゃは、科学を学ぶ事ができ、想像力

を育てる様に思えます。今時の電子おもちゃは、時間を浪費する

道具のように感じます。(私個人の主観です)

ろうそくの炎でお湯を沸かして進むポンポン船や、ぜんまいで面

白い動きをしながら走り回る自動車などを見ながら、その原理や

構造構を想像する楽しい時間を過ごす事が出来ました。