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ムダの生かし方/6月14日



人間、歳とともに持ち物が増える。必要なときに買い求めたり作ったり。

されど、それが要らなくなっても、それには気づかずに捨てることは滅多

にしない。これは、会社組織にも当てはまる。会社が新しく出来た当時は

何もかも不足で始まり、徐々に不足を充当して、体制を整えていく。しか

し、環境や状況が変化して、必要でなくなった役割や体制は、大概そのま

ま続けられる。不必要に肥大化した組織体制に気づくが、不要な物を仕分

けて切り捨てる作業には大変な労力と決断が要る。だから、困らない内は

そのまま捨て置かれる。儲かっている内はそれで良いが、儲からなくなる

と慌ててムダ取りが始まる。ムダと判断された組織や人はリストラとか云

う言葉で切り捨てられる。元気な(儲かっている)時にムダ取りを実行す

れば、そのムダを更に儲かる仕事に振り向けて生かせる。私の身の回りに

ある不要物も、今ならきっちり仕分けして誰かの役に立つかもしれない。

残念ながら梅雨に入ってしまった。梅雨が明けたら身の回りを整理しよう。