sub1c044
今時の問題/12月10日 |
|
このごろ、小学生が切れたり、何をやらせても長続きしない、授業中に 立ち歩くなんて話を聞く。 なぜ?・・ちょっと考えてみた。 結果は、どうも家庭に原因があるように思う。私の子供の頃は、子供の 私にも役割があった。たとえば、飼っていた牛の餌やり。乾燥させて蓄 えてある稲藁を、藁切りと称する押し切り型の道具で、15mmくらい の長さに切って、さらに、この藁に青草と粉砕した麦を混ぜて牛に与え る。藁は、3束から4束を切るので、30分程掛かる結構な重労働だっ た。これを、朝夕二度行う。 また、8月は七島イグサの収穫があって、その七島イグサを乾燥させる 前準備として、細いピアノ線を張った道具で、一本ずつ半分に割く(わ くと言った)手伝いがあった。ひと束は本数にして1500本くらい有 ったろうか?これを割いて5円のお駄賃をもらった。お駄賃を貯める目 的もあって、苦しくともやり抜く、やり続ける経験をした。子供にも、 こんな役割や仕事があて、我慢や持続力や責任感が養われた様に思う。 今は、家庭のなかに役割やお手伝いが減ったり無くなったりと、子供に 必要な力を付けてやる事が出来無くなったのでは無いだろうか。学校教 育に全てを押し付ける今のままではいけないと思うが、さて、どの様な 知恵を出せばいいのだろうと悩む。 わが子も、家の手伝いをさせる事無く社会に出したが、困ってはいない だろうか。 私の勤める会社の職場内でも、これを強く感じる。我慢が出来ない、顔 色を変える、辛いと休む・・・企業の人材育成のファーストステップは ここから始まる。・・・・・ |
|