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今時の問題/12月10日



このごろ、小学生が切れたり、何をやらせても長続きしない、授業中に

立ち歩くなんて話を聞く。

なぜ?・・ちょっと考えてみた。

結果は、どうも家庭に原因があるように思う。私の子供の頃は、子供の

私にも役割があった。たとえば、飼っていた牛の餌やり。乾燥させて蓄

えてある稲藁を、藁切りと称する押し切り型の道具で、15mmくらい

の長さに切って、さらに、この藁に青草と粉砕した麦を混ぜて牛に与え

る。藁は、3束から4束を切るので、30分程掛かる結構な重労働だっ

た。これを、朝夕二度行う。

また、8月は七島イグサの収穫があって、その七島イグサを乾燥させる

前準備として、細いピアノ線を張った道具で、一本ずつ半分に割く(わ

くと言った)手伝いがあった。ひと束は本数にして1500本くらい有

ったろうか?これを割いて5円のお駄賃をもらった。お駄賃を貯める目

的もあって、苦しくともやり抜く、やり続ける経験をした。子供にも、

こんな役割や仕事があて、我慢や持続力や責任感が養われた様に思う。

今は、家庭のなかに役割やお手伝いが減ったり無くなったりと、子供に

必要な力を付けてやる事が出来無くなったのでは無いだろうか。学校教

育に全てを押し付ける今のままではいけないと思うが、さて、どの様な

知恵を出せばいいのだろうと悩む。

わが子も、家の手伝いをさせる事無く社会に出したが、困ってはいない

だろうか。

私の勤める会社の職場内でも、これを強く感じる。我慢が出来ない、顔

色を変える、辛いと休む・・・企業の人材育成のファーストステップは

ここから始まる。・・・・・