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ブランド/8月8日



女性達が競って持ちたがる有名ブランドのバッグ。なんと素材は合成皮革(ビニール素材)

である。漢字でお分かりのように、革の代用品です。

それにも関わらず、革素材を押しのけての人気。

食品の世界でも、関アジ関サバが有名である。これも、同じアジ・サバで有りながら、高額

で取引されるブランド商品。

さて、ブランド(brand)とは?、家畜に飼い主を識別する「焼き印を付けること」を意味す

るようだ。現在は、商品、製品、サービス等を他社のものと識別するためのネーム、ロゴ、

マーク、シンボル、パッケージ・デザインなどのブランド標章を指している。

前置きが長くなったが、国東半島は仏の里として石造文化財や民族的風習の祭事や、世界に

名だたるカメラなど、まあまあの知名度はあるものの、それが地域経済の活性化に結びつい

てはいない。なんとか国東半島ブランドを創造して経済効果を生み出せないかと、禿げかか

った頭を叩いているのだが・・・

四国は、お寺めぐりのお遍路さんをブランド化している。継続的に多くのお遍路さんが訪れ

ることによる経済効果は大きい。国東半島にも天台六郷満山組織による寺院は四国以上にあ

るのだが、それを経済の活性化に活用出来ていない。

空港は、国東半島の中にある。都会からのアクセスは極めてよい。企業も、まあまあ有名な

大手の工場が複数ある。景観は、海岸と山が狭い範囲に有って、短時間に、きわめて自然豊

かな海と山の秘境を楽しむ事が出来る。海産物も農産物も豊富で美味い。その上、秘境の中

に温泉もある。なのに、人を呼んでその魅力で経済を豊かに出来ない。出来ないがゆえに今

だに自然が豊かであるとも言えるが、・・・・

国東半島は、取り立てた災害も無く、大きな贅沢を望まなければ、まあまあ豊かな環境にあ

った。これが原因か、貪欲さが生まれず、今で良しとした人の良さとなって、豊かにしよう

としなかった結果だろうか。

自然と経済活性化の共存は知恵と工夫次第で必ず出来ると考える。歴史的遺産を守り続ける

為にも、人を呼び、経済を豊かにする必要が有ると思えてならない。

世界遺産登録で人が呼べればそれはそれでも良いが、それだけでは今を大きく変えられると

は思わない。もう一つ踏み込んだ国東半島のブランド化を創造しなくてはならない。

材料は豊富にある。料理ともてなしと宣伝の工夫がこれからの課題だろう。

かつては、豊後牛や七島藺やみかんがあった。それすら失ってしまった。

さて、私にできることが何かあると信じて足掻いてみよう。