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音楽プレーヤー/7月21日



携帯音楽プレーヤーは、著しく進歩した。

音も、可搬性も、デザインも、曲目収容量も、電池の持ちも、すべてが

格段に進歩した。

私の場合、音楽プレーヤーを持ち歩き始めたのは、確か1976年だっ

たと思う。東京から大分県の国東半島まで帰省するには、電車でもフェ

リーでも、17時間ほど掛かった。この長く退屈な時間をどう過ごすか

は、結構な問題だった。

そこで、松下電器が製造販売していた小型カセットテレコ(録再機)を

手に入れて、イヤホンジャックにアダプターを工夫して、2つのイヤフ

ォンを繋ぎ、擬似的なステレオ感が得られるようにした。

さて、当時可搬型のステレオ再生機が有ったかどうか?

ウオークマンが1979年発売だから、それより3年前に擬似的ウオー

クマンを自作使用していた事になる。

1979年に発売されたウォークマンに比べて、大きさでひとまわり、

重さで2倍強程あったが、17時間の退屈な時間は、すこぶる快適な音

楽三昧の時間と変えてくれた。

あれから、33年が経った2009年に今、技術は大きく進化して、私

の愛器も500円玉程の大きさと重さのipod shuffleになった。

今は、国東半島住まいになったが、時折東京や北関東あたりを往復する。

大分―東京間は飛行機の移動となって片道1時間半ほどに短縮された。

その移動時間を好みの音楽で楽しむ時間は変わっていない。さて、次は

どう進化するのだろうか? これ以上小さくなっても無くしはしないか

と心配になるが・・・・




我が愛器・・スキャナーで撮影してみました。