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床屋/4月7日
以前、一度のぞいたが、店主の頼りなさそうな顔を見て
退散した。
その床屋を1年ぶりくらいだろうか再び訪ねた。
ドアを開けると、記憶にあるあの顔がにこやかに私を迎
えてくれた。
二度も顔を見て逃げ出してはあまりにも失礼と思い、今
日はまな板の鯉になった。
適当な注文をして、ゆっくり目をつむって為すがままに
ゆだねた。
結果は、まあまあ・・・心配には及ばなかった。
やれやれ、これで自宅に近い床屋を見つけた。