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LPレコード/12月10日 |
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レコードは遠に昔懐かしい物になってしまった。私の青春時代はレコードだった。
いつしか、扱い易いカセットテープとなって、CDとなって、メモリーとなった。 されど、存在感のあるあの直径が30cm程の黒い円盤が捨てられない。 これから音を出すには、レコードプレーヤーなる大がかりな道具と、さらに微弱な 信号を増幅するアンプと称する箱と、その電気信号を空気振動に変換するさらに大 きな箱のスピーカーが要る。到底これらを手に入れて聴く可能性は非常に低いが、 レコードは捨てられない。 寝室の隅にレコード収納キャビネットに収められたレコードに気づいてキャビネッ トの扉を開いてみたら、キャビネットの外箱の合板が剥がれ始めている。レコード を取り出して見れば、カビ臭く、ジャケットを包んでいる透明のビニール袋はゴワ ゴワになって破けている。・・・これを機に捨てたら・・・なんてもう一人の私が 問いかけて来るのだが、捨てられない。それでは、もう少し綺麗な環境でと思い、 キヤビネットを探すが、今時そんなもの造って儲かるわけないのだろう、無し。そ こで考えた結果、新しく作ろうか?・・勿論、私にその能力は無い。よって、腕の 良い大工さんはと思いをめぐらしたら、2人いました。一人は、私の同級生である 指物屋の哲ちゃんとK-planさん。さて、どちらにお願いしようか? 哲ちゃんは、高級材料が前提となってしまうので値段が心配である。そう考えると やっぱ、K-planに相談することにしよう。・・・そんなわけでK-plan さんに可能性確認のメールを出した。・・・結果は快い感じ・・・・ そのうち、壊れかけたキャビネットを持って相談に行こう。 それから、その前にレコードにビニール袋と内袋を百枚買った。これは作っても売 れるようだ。・・・これが売れるなら、キャビネットも売れるだろうと思うが? |
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