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散髪/6月27日



少し伸びた薄い頭を散髪しようと床屋さんへ行きました。

床屋の戸を開けて中に入ると、薄い頭をバーコードの様に綺麗にとかした

親父が迎えてくれました。

さて、「薄い頭を気遣わずに、良い感じにお願いします。」と言ってみた。

鏡に映る親父の顔をチラッと見た途端目があってしまった。

鏡越しに私の顔を覗き込んで、表情を変える事もなく「そうですか。」と軽

く受け流して作業を始めた。

頭の話題にはふれることなく、北朝鮮やガソリン高騰と言った一般的な話

題を時折私に振りながら軽快に散髪を進めていく。

小一時間で完了した私の頭は、いつになく爽やかに仕上がっていた。

う〜・・ん、良い仕事しましたね。そう心で思ったが、「ありがとう。」の

一言だけしか返せなかった。・・まいりました。