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CO・CO/2月8日



そう言えば、私の育つ頃の家庭の暖房は、火鉢に湯たんぽだった。

それから、練炭なるものや豆炭と称する石炭粉を練り固めた便利で

安価な燃料が出回って、練炭火鉢や練炭ごたつ(掘り炬燵)や練炭

あんかなどで家庭の冬の生活環境が大きく進化した。この時代が結

構長く続いたのだが、石炭故の一酸化炭素の発生で結構な事故も起

きた。我が家も飼い猫がこの練炭コタツで中毒死した。猫はさてお

き、田舎の我が家は建て付けが悪く一酸化炭素ガスが部屋に充満す

ることは無く人間への被害は無かった。お陰で今も生きている。

それから、電気コタツや電気毛布や石油ストーブが普及して、安全

な暖房環境となった。

今は、大抵の家庭は電気によるエアコンディショナーとなって、至

極の環境を手に入れた。・・たぶん・・・

これで、暖房機器から直接一酸化炭素が出て人間の命を脅かす事は

無くなったが、その陰で二酸化炭素を大量に発生させて地球温暖化

へと一挙に地球環境を悪化させ始めた。快適の代償が二酸化炭素じ

ゃなくて一酸化炭素だったらもう少し寒さや暑さを我慢をしただろ

う。

炭素と結びつく酸素が一つか二つかで大きく変わったであろう地球

環境。なんでこんな微妙な結びつきをつくったのだろうか?

神のみぞ知る?なのか。