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昨日の出来事/1月2日



静かな正月を過ごしている。

あちこち徘徊したいのだが、大晦日の深夜に娘が嘔吐症となって救急診療の

お世話になった。さらに、家内が元日の早朝から同じ症状で救急診療のお世

話になった。そんなわけで家内と娘の枕番となっている。

救急診療なんて少し離れた所の事と思っていたのだが、こんな事があると途

端身近となる。

医師不足とか医療費が高騰して地方の病院が維持出来無き等々の話を思い浮

かべながら家内と娘の処置中に市民病院の廊下を歩いてみた。冬の夜間に暖

房を最低に絞った薄暗い廊下を看護婦さんやドクターが走り回っていた。

見上げれば雨漏りでシミになった天井。窓はさび付いて開け閉めも出来なほ

ど痛んでいる。そっと診察室をのぞくと少し破れかけた診察用の椅子やベッ

ドが見えた。

人の命がここで守られる。その環境や設備がこれで良いのか?近くの町の商

業施設や企業の工場や遊技場は真新しいく光り輝いている。この費用を少し

だけ節約して医療施設の維持改善に回してもらえればと思った。

都会で働く人材を作り出してきた地方は、その人材を必死で育ててきた老人

達が取り残されている。その子らが納める中央の税金を少しだけ地方に還元

してくれたらこの病院の窓が修理出来るかもしれないのだが・・・・