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| 台風のおもいで／７月１４日 |
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台風４号が九州に上陸しました。 ここ国東半島もその影響で徐々に風雨が強くなって来ました。 台風と言えば、色んな思いでがあります。国東半島は台風の通り 道のようにたくさんの台風襲来を受けました。 そんな国東半島で育った私にとって台風には沢山のおもいでがあ るんです。 台風といえば、雨戸をしっかり閉めて真っ暗になった家の中に閉 じこもり、ひたすら通りすぎるのを待つのです。この時期は蚊が たくさん出ますから、蚊帳が吊られていました。あの麻の匂いが 真っ暗な闇の中にありました。 布団に寝っ転がって祖父の「きっちょむさん」を聞きました。何 度も聞いているので新しくはないのですが、真っ暗闇で聞く新鮮 さがありました。 台風の過ぎ去った朝の清々しい空気感も懐かしく思い出します。 被害もありました。裏の土手が崩れたり、床下に水が流れ込んだ り、藁葺き屋根の天辺が飛ばされたり、七島イ草が倒されたり、 稲が吹き倒されたり・・・・さて、今夜はどんな気持ちで台風通 過を待つのかな？ 被害が無いことを願います。・・・・・ |