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正月4日目/1月4日



正月早々にはあまり相応しくは無いテーマだが・・・・・

子育てにかける時間が短くなりすぎてはいないだろうか。

私が子どもの頃には、四六時中親か祖父母か叔父叔母連中に見守られ、

やってはいけない事からものの考え方から、我が家に伝わってきた有り

とあらゆる事を教えられてきた。

今考えると、家族全員が膨大な時間をかけて私を育ててくれた。さらに

近所のおじさんやおばさん達も私育てに参加してくれた。

それだけ時間をかけてくれても大した人間には育たなかったが、大方の

良いや悪いを含めた人に迷惑をかけない範囲は身についていると思う。

今、子育てよりも自分の事に時間を費やす時代になった。

その原因は何かと考えてみると、ひとつに核家族化と社会構造があるよ

うに思う。

私の育った頃は、農業も漁業も商業も、皆家族が一緒に家族の顔や背中

を見ながら行われていた。一日中家族が一緒だった。

今はどうだろう?・・・爺婆とは別居、父親は厚い壁に隠された会社の

中で何をしているのさえわからない。母親は、塾だのお稽古事だので自

らの膝元から子どもを遠ざける。或いは、共働きで子どもとの時間を無

くしている。

まあ、これも仕方ない社会現象だが、今の社会荒廃がここにひとつの原

因だろう。少しでも子どもとの時間を設けて会話し、何が正しいか、正

しくないか、何が大切かを教えて欲しい。

そう言えども、それを教えるお母さんやお父さんが育っていないのが現

状だから、相当難しい事だと思うが・・・・

給食費より優先させるものがあったり、あいさつより忙しい事があった

り、人を思いやる事より自己を優先する価値観があったり・・・

このまちがった考えを持つ世代をどう変えていくのか、2007年の大

きなテーマと思うのだが・・・・・

なんて、事を考えながら今日の「そよかぜ」を書いた。

真面目すぎて風がとまった。・・・う〜ん・・・重苦しい空気を流した

のか・・・今日も反省の一日となった。