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テレビの進化/10月14日



私の家にテレビが来たのは小学校の何年生だったろうか。

当然、白黒と言われる画像を明暗のみで表現する動画の放送であったが、

それに感動した。

そうそう、たしか、天皇陛下ご成婚パレードを見たと記憶することから、

1959年かもしれない。

あれから相当の年月が経って、テレビは色情報が加わったカラーへと進化

した。ここでもアッと驚いたものだった。

今、ハイビジョンと呼ばれる超高画質放送を受信出来るテレビになって、

驚くほどの高画質・高品位の放送を見ることが可能になった。もちろん、

一方的ではなく、こちらからも放送に参加できたりもする。一部ではある

が、この様な方向に進んで行くのだろう。

アッという間に大きく進化していったテレビである。

この進化の中で、面白いと思った事がある。

それは、出演者の洋服の色である。

白黒時代は、メリハリのある明るい色の洋服でテレビ技術の弱点を補う工

夫が見られた。そして、カラーの初期は、鮮やかな色合いの洋服が主流だ

ったように記憶する。

さて、高画質高品位になったこのごろは、なんと、白や黒の洋服が増えて

きた。・・・

高画質高品位になった事で、白や黒の微妙な detail まで映し出される

様になったからであろう。もはや、服装など気にしなくても良い時代にな

った様だ。しかし、ここまで高画質になると、ちょっとしたお肌のくすみ

やはみ出した鼻毛まで鮮明に映し出されてしまう。

さあ、今後の変化が楽しみである。・・・・・