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江ノ電/10月01日



駅も、そこで働く人々も、動く速さも、乗る人々も、何か

どこか少しだけ今の世の中と異なっているように感じてな

らない。

狭い商店街の中を遠慮することなく堂々と胸を張ってゆっ

くりゆっくりと進み行く。

それを特別に扱うこともなく、平然と行き交う人々がいる。

社内は学校帰りの学生や観光客やお爺さんやお婆さんがの

んびりと会話を楽しんでいる。

車窓にキラキラと輝く湘南の海が広がった。

皆一斉にその海に目をやって大きく深呼吸する。

ガッタン、ガッタン、カンカンカンカン・・・・

江ノ電に乗って不思議な時間と風を感じた。