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嘆き/2006年3月10日



超高速で突き進む日本企業。

まだまだ、その速度向上を激励する。

自動車なら速度違反で御用となるのだが、人間の場合、それを測る物差し

が無いので、違反も限界も丁度良いもわからない。

わからないから、さらに加速を求めようとする。

それでも走りきれる奴、息を切らして落ちていく奴、加速できずに立ち止

まって座り込む奴、わけわからずに走り続けて息絶える奴・・・・

様々な人間がいて、様々な模様が見える。

さて、どこかに踊り場や給水所があって、たまに休めたり、どこかで折り

返しがあったり、とりあえずの小ゴールがあって、「頑張ったね」なんて

ねぎらいの言葉をいただけたりすると、息を吹き返して、また頑張るんだ

ろうが、・・・

途轍もない先の見えない道を走って走って走って・・走り続けている日本

の企業戦士達。

さあ。、喜びや生き甲斐を見失って墜落しない工夫がそろそろ必要な時期

と思うんですが・・・

団塊の世代はそんな事を考える遺伝子など持ち合わせていなかったが、今

の世代はそうじゃない。・・・はやく気づかないと手遅れですよ。

なんて、勝手に思っている私です。