sub1a467

川/2005年9月7日



いやあ、すごかったですね台風14号。

私の住まいは乙津川と大野川の真ん中に位置するアパートの4階なんです。

地図を見ると、大野川が遠い昔に暴れて出来た枝が乙津川のようです。

私は大野川の中州に住んでいることになります。

本来川とは、いつまでも同じところを流れていることは無い。上流から運ん

で来た砂や石ころで川底を上げたりうねったりしながら、より流れるの抵抗

の少ない方へその方向を変えていきます。

自然の摂理を治水と言う名目で堤防を高く盛りながらねじ伏せてきました。

その結果天井川となって、川のまわりに降った雨さえ飲み込めない川へとな

ってしまった。

乙津川も大野川もそのすれすれにある。

川底が私の住む中州の住宅街と殆ど変わりない程の様に感じる。

日本中の大きな川は殆どこの状態だと思う。

この先さらに川底は土砂を運んで高くなるだろう。

浚渫技術や工法が進歩して、この事態を改善してくれることを望みたい。

ひょっとして、日本国の借金も同じような状態なのかも?