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吸い殻/2005年2月14日



毎日歩く通勤の道。

道ばたに転がるタバコの吸い殻。

道筋に並ぶバーやスナックの客引きに立つ海外からの出稼ぎ青年が

寒さしのぎと手持ちぶさたに火をつけたタバコの吸い殻。

その気持ちが煙と成りきれずにそのまま残されて地に捨てられる。

寂しいかな悲しいかな。

毎日通る顔見知りの私にムダと承知で笑顔の声をかける。

左手には火の消えかけた短いタバコ震えて見えた。