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ほどほど/2004年11月22日



「ほどほど」と言う言葉がある、いや、あった。

関西風に言えば「ぼちぼち」かな?

本来、アナログというか曖昧というか、何事も「ほどほど」と言う

気持ち良い言葉で白黒つけずに加減してきた。

それが、デジタルの時代と言うことで、何事も白黒はっきりと付け

て「死ぬか生きるか」、「やるかやらぬか」、等々、全てを1か0

かの判断とする時代になった。

人間も、役に立つか立たないか、良いか悪いかのラベルを貼る時代

になった様に思う。

「ほどほど」が通用した時代には、まあ、ほどほどには役に立つよ

うになるでしょう。・・気長に使えばほどほどに育つでしょう。・

こんな時代が遠い昔に感じて懐かしい私です。

我を省みて・・ほどほどの頭の毛にほどほどの足の長さに・・・

全てがほどほどでしか表現しがたい私がありました。