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立冬/2004年11月7日



11月7日立冬

台風の襲来で木々の葉はむしり取られて坊主になった。

木々は葉をもがれて、降り続く雨にセンサーを狂わされて

春と勘違いして新芽をふいたり花を咲かせたり・・

いつもなら、今時は冬を前にして最後の色で飾るのだが、

今年は今だその気配さえ見せてはくれない。

忙しさに追いまくられてやっと迎えた気持ち良い晴天の休

日だが、カメラ片手に家のまわりをうろつくことしかでき

ないでいる。

  

    
庭先の柿も色づいては来たが、例年の柿色にはほど遠い艶

のない色である。辛うじて、樫の木の根本に咲いたツワブ

キの黄色がいつも見てきた例年の輝き色を見せている。

2004年秋・・何かが狂ってしまったのか、来るべき秋

色が訪れないまま立冬の今日を迎えた。

台風に16号 18号にと大きな被害をもたらして、21

号の水害、・・それから、浅間山の噴火に中越地震。

日本の四季は遠い昔から繰り返されてきた自然の営み。

今年も変わりない秋色を見せて欲しいと願う。

短くても良い・・少しでも良い・・秋色を見て冬の到来と

なることを・・・