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ふっと目の前に／２００４年１１月５日
ふっと目に飛び込んだ目の前のコンセントの穴。なかなかの良いバランスで二つの穴が並んでいる。このデザインは誰が考えたのだろう。昔はこんな気の利いたデザインじゃ無かったように記憶するが、こんな単純な二つの長っ細い穴のデザインを良くもここまで仕上げたもんだと感心する。全く規制のない自由なテーマで作り上げられる日本の自動車・・いつまでたっても落ち着いた上質に仕上がって来ない。それに引き替えかなりの規制の上でデザインの質を高めていくヨーロッパの名車達。あの豚鼻のＢＭＷは一目瞭然のフロントグリル。そうは工夫の余地は無いだろうと思っていたのだが、制約条件の中に刻々と変化を加えてその完成度を高めていく。好きとか嫌いとかは別にして、あのすさまじいデザイン追求に敬服する。日本の自動車デザインも悪くはない。どんどん進歩して世界に通用する水準に十分あると認めるが、更なる質感を求めた何かが不足しているように感じる。少々無理をしてでも手に入れたい・・そう言う気持ちにさせる顔つきの車が現れて欲しいと思うのだが？・・がんばれ日産、がんばれトヨタ、がんばれマツダ、スズキ、ダイハツ、ホンダ、それから光岡自動車。