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ふっと/2004年10月23日



今年は台風の当たり年。

16号に始まって18号、21号、23号・・・どうしたこと

かと思うが、私の子供の頃はこの程度の襲来回数は当たり前だ

った様に思う。

百姓はこの仕打ちに耐えて生きてきた。それだから、子供には

この自然がもたらす苦しみをあじあわせたく無いと、守り続け

た田畑にしがみつくのを強いる事無く都会へと出した。なのに、

受け継いだ田畑を捨てきれずに、80歳を過ぎても、90歳を

過ぎても、這い蹲って命続くかぎり田畑を守り続けている。も

しや定年後には戻ってきてくれるのではと田畑を守り続ける。

悲しいかな国東半島の今。荒れ続ける隣の田畑にかなわぬ願い

と知りながら・・ふっと、こんな事を都会のホテルで思った。