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時/2004年10月12日 |
時だったものが時間になってどんどん細分化されて行く。 ひと時やはん時でよかった時間が分になって秒になって・・ 一体何が時間の概念だったのだろうか。 細かい区割りは何のために必要となって何に貢献したのだろ うか。 私の家を出る時間は大体7時だった。なぜ大体かというと、 我が家の時計に原因があって、そいつは常に少しずつ遅れて 正確に時間を示していることなどほとんどない。 そんな時計のせいでおおよそ7時の家出となる。 そいつが大きくかわった。我が家のいい加減な、いや、大ら かな時計が電波時計に置き換わったのである。 正確無比に7時を示す。それと同時に家を飛び出す慌ただし い日々が始まった。・・・私には丁度良い曖昧さだった様に 思う。 時・・・時々進んだり遅れたり止まったり・・・ 大らかな時に抱かれて生きたいと思うが、贅沢だろうな。 |