sub1a121


/2004年10月12日



時だったものが時間になってどんどん細分化されて行く。

ひと時やはん時でよかった時間が分になって秒になって・・

一体何が時間の概念だったのだろうか。

細かい区割りは何のために必要となって何に貢献したのだろ

うか。

私の家を出る時間は大体7時だった。なぜ大体かというと、

我が家の時計に原因があって、そいつは常に少しずつ遅れて

正確に時間を示していることなどほとんどない。

そんな時計のせいでおおよそ7時の家出となる。

そいつが大きくかわった。我が家のいい加減な、いや、大ら

かな時計が電波時計に置き換わったのである。

正確無比に7時を示す。それと同時に家を飛び出す慌ただし

い日々が始まった。・・・私には丁度良い曖昧さだった様に

思う。  時・・・時々進んだり遅れたり止まったり・・・

大らかな時に抱かれて生きたいと思うが、贅沢だろうな。