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今日(10月7日)/2004年10月10日



疲れ果てて今日が終わる。

ただただ慌ただしく気ばかりを焦らせて一日が過ぎ去っていった。

暫く新しい勉強などとんと遠のいていたが、今日は若手に混じって

勉強会の末席に座って彼らと共に先生の講義を拝聴した。

新しい言葉に新しい物差しに新しい単位と、・・新しいことが矢継

ぎ早に飛び出してくる。その一つ一つを理解して飲み込んで行くに

は私の脳細胞の処理スピードがのんびりしすぎている。

あっという間に置いてきぼりを食らって先生も若人も私の遙か向こ

うをどんどんと駆けていく。

それでも追いつこうとウィクリーマンションのベッドの上で復習を

試みる。脂汗を流しながらうっすらと残る記憶を呼び出そうとどん

どん電流を上げていくが、僅かな情報の欠片は復元してくれない。

そのうち過電流で僅かな断片までも焼けこげて真っ暗になってしま

う。年は取りたくはない。どんどん硬直化する血管と脳細胞と神経

細胞。今さら勉強も効果が期待できないとすると、私の存在価値は

一体何処にあるのだろうか。

何とも情けなく打ちひしがれて今日が終わる。

一晩寝て、明日の朝には復帰している事を信じたい。

今日だけですよね。明日は正常になりますよね。・・きっと・・