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本質/2004年9月24日



温泉にも行けずにグズグズと一日を過ごしてしまった。

何かと気分がスッキリせずにただただイライラと神経を何かが刺激する。

そんな一日のお終いに風呂に浸かって湯気を思いっきり吸い込む。

ふと自分の本質がどう作られたか?などとつまらない事を思う。

人間の本質は自己が体験した最も厳しい環境が基準になっているように思

う。私は国東半島で生まれて育った。厳しい生活ではあったが、さほど寒

さも暑さも他の地域ほど厳しくはなかった。

これが私の本質である。すなわち、厳しい自然に揉まれずに育ち、大して

生活の危機感を神経が感じずに今に至った。

幼年期も一人息子の私は兄弟と争うこともそれに勝つ知恵の捻出も体験せ

ずに過ごした。

小学校も中学校も、せまい地域の中で皆気心知れた顔見知りの仲間であっ

た。ここでも大きな争いもそれに勝つ工夫もせずに過ごした。

それが私の本質を形作っている。

危機感のない、先手意識のない、人よりも先に行こうとする意識も薄い私

の本質である。・・・・これが良いのか・・悪いのか・・本質だから・・