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エノコログサ/2004年9月10日



細い軸の天辺でユラユラと気持ちよさそうに揺れているエノ

コログサの穂。

朝の日差しに透かされて、まるで生き物のように見える。

その可愛い頭が何十何百と集まって、通る私たちを物珍しそ

うに見ているようにも感じて面白い。

朝日に透かされて輝くイガグリ頭はわんぱく坊主。そっとそ

の頭を撫でてやったら気持ちいいだろうな。

エノコログサの足下に目をやると、そこにはアスファルトと

コンクリートのブロックしか見えない。なんと、その細い隙

間の地面に根を張っている。

可愛いイガグリ頭のエノコログサは過酷な環境で生き続ける

強い生命力の持ち主だ。