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床屋さん/2004年3月12日



今日は床屋さんへ行きました。

眠くてしょうがないのだが、床屋さんはしきりに話しかけてくる。

生半可な返事を返す私に、それでも話をどんどんぶつけて話の世界

へ引きずり込もうとする。

本来、私の伸びた髪の毛を整えることと無精に乱れたひげを剃って

いただくことが床屋の仕事だと思うのだが、お話の相手も商売の一

部だとの認識の様だ。

そんな具合だから、10時ちょっと過ぎに腰掛けた椅子を立ったの

は12時を少し過ぎていた。

いかに座り心地の良い椅子といえども2時間は長いと感じた。

頭も顔もすっきりしたが、やや腰が痛くなった。

こんな床屋が庶民のやすらぎの場であり社交の場であったのだろう。

左隣の椅子では鯨のかんちゃんの話が盛り上がり、右の椅子では何

ともたわいない生活の話が繰り返されていた。

時折天に昇りかけるが意表を突いた問いかけに足をつかまれる。

雨の音が気持ちいい子守歌だったのだが・・・・・