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間隔/2003年8月5日



多摩川の河原を眺めていたら、ブルーシートで作られた仮設住

宅が点在している。

この仮設住宅と仮設住宅の間隔が実にゆったりとしている。

そういえば、私たちの住宅間隔も土地のある田舎ではゆったり

としている。

都会ではその距離がどんどん狭められて、隣との距離は限りな

く無くなって行く。

人間らしく生きるには距離が必要だったはず。

その距離が個人の、家族のプライバシーを守って、ストレスの

発生を緩和していた。

多摩川の河川敷には人間らしい生活に必要な住宅の距離がある。