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とりつく島/2002年12月28日




年とともに、取り付く島の数を徐々に無くして来た事に気づく。

島は、自分で気づかなくとも、どこかで沈まないように、流さ

れ無いように助けてくれた。その島がたくさんあるうちは、そ

のありがたさに気づかない。

その島も年とともにだんだん少なくなって、最後は自分自身が

誰かの島の役割を負うことになる。

私もだんだん島を失って、そろそろ人の島になる年頃となった

が、まだまだ島に取り付いていたい気持ちである。

そんな気持ちとは裏腹に、私のとり付ける島はどんどん減って

行き、取り付かれていることに気づく。

いい島になろう。

頼られる島になりたい。