sub1340

電子計算機/2002年11月1日



私がコンピューターを知ったのは小学校4年頃だったと思う。

ラジオから電子計算機が世の中を便利にすることを聞いた。

それだから、そろばんなんて時代遅れと決め込んで廊下で転が

していたらこっぴどく先生に叱られた記憶がある。

それから、本物のコンピューター(電子計算機)に出会ったの

は会社に就職した次の年だった。

私はシミュレーションのためにデーターを取り、そのデーター

を電子計算機で計算させるために、私の作ったデーターを持っ

てコンピュータールームへ行くと、そこには綺麗なお姉さんが

数人並んでカードを作る機械に向かっている。

その奥には一部屋を占領する大きな機械がチカチカと光を点滅

させて、大きな黒いリールを動かしながら唸りをあげていた。

完全に空調された涼しく快適な部屋だった事を記憶している。

その後、私はコボルだかフォートランだかというコンピュータ

ーを動かす為の仕組みや命令言語の勉強に押し込まれた。

私と同僚の二人は並んで落ちこぼれの道を突き進んだが、この

勉強が終わる頃には私と同僚の間には大きな差が付いていた。

なんと、同僚はインストラクターの綺麗なお姉さんをしっかり

掴まえていたのだった。

彼はこの綺麗なお姉さんと仲良く暮らしています。

私はその後PCと仲良くなりました。・・世の中、なかなかお

もしろいと思った。・・悔しいとも思った。・・ははは。

コンピューターのバカ野郎・・とも思った。