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道/2002年9月3日 |
自分の足で歩いてみるとすこぶる歩きにくい道であることに気付く。 車は比較的通りやすいが、歩いてみると歩行者に厳しい道である。 本来の道は、歩行者が使いやすい道であったはずだが、道路を造る基 準が車になり、歩行者はその妨げにならない補助条件に成り下がって しまった結果だろう。 中央では自動車道計画の見直しが議論されている。しかしながら人が 生活のために必要とする道には全くスポットライトがあたらない。 田舎にも道は必要である。山があって木を育てて、その木を運び出し て日本の経済を支えてきた。 歴史は流れて、外材がそれに取って代わったかも知れないが、そこで 暮らし続ける人々を取り残してはならないと思う。 道は車だけのものではない。 人も、車椅子も、ベビーカーも、犬も通る。 誰もが使いやすい、安心して歩ける道が欲しい。 |