sub1284

裏/2002年8月29日




物事には裏があって、無形の心や表現や芸術にも裏があって、

もちろん家やパソコンなどの有形物にも裏がある。

裏は一般的に汚い物をさし、隠したがる。

しかしながら、人間的に素晴らしい人たちには汚いイメージの

裏を感じない。

清潔な生活をしている家庭の裏は裏と思わせない。

仕事柄多くの工場を訪ねる機会があるが、いい会社には裏がな

い。何処を見せていただいてもきれいに整理整頓されており、

何処が表で何処が裏というべきか、裏と感じる部分がない。

逆に明らかに裏と見れる物置や見てはならない雑然とした裏を

持つ会社は何か不安に感じる。

私も裏を持たない人生を過ごしたい。

人に見せて恥じない裏庭を持ちたいと思う。

しかしながら、足の裏は少々汚いので一生懸命洗おうと思う。