sub1242

男/2002年7月10日




年は取りたくないが、勝手に時間が年を与えてくれる。

大抵の男は社会の中で60くらいまでは弾き出されずに

過ごす。そして、突然に定年というゴールが否応なしに

社会という観覧車から押し出す。

ごく僅かの、能力のある男は別にして、その他大勢はこ

の憂き目に間違いなくあう。そして、狭い独房に閉じこ

められて孤独をあじわいながら余生を過ごす。

ところが、女性は違う。

年を重ねても社会のどこかに居場所がある。

良い悪いは別にして、何かしら受け入れてくれる場所が

ある。

男とはなんと悲しい生き物か・・

所詮女から生まれた生き物であり、付録である。

そこに気づかずに虚勢をあげたつけであろうか?

気がつけば私も男。

せめて「おとこ」であれば良かったのだが。