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かたつむり/2002年5月10日



春がすぎて、だんだん暖かくなり、梅雨の季節へと進む。

この季節になると杉や檜の垣根にかたつむりがたくさん見

られた。

ゆったりと、つのを出したり引っ込めたり、枝から枝をゆ

っくりとゆったりと動く姿を傘の中から時間を忘れてなが

めていた。

こんなゆったりと流れる時間を見せてくれたかたつむりも

すっかり姿を消してしまい、滅多にお目にかかることが無

くなった。

世の中が忙しくなり、そのスピードについて行け無いやつ

はどんどん消されてゆく。その内私も消されるかも。

それにしてもかたつむりはどこへ行ったんでしょうね。

塩をふって焼いて食べても美味しいかたつむりは遠い昔の

懐かしいひみつ。