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面の皮/2002年2月4日



どこかの壁に貼ってある紙に、

『薄いようで厚いのが面の皮』と書いてあった。

子供の頃は、良く転んだりぶつかったりして面の

皮を傷つけた。

大人になって、滅多に面の皮を傷つけることが無

くなった。

時折ひげ剃りで削ってもみたが、年と共にその回

数も激減してきた。

なるほど、面の皮は厚くなっているな。

待てよ、こんな意味じゃ無いよね。

世間の反応を真っ先に受けて反応するのが面の皮

なんですよね。

少年時代には、人前で赤くなったり、青くなった

り。結構敏感に反応してましたね。

年と共に、日焼けやら皺やらで反応が鈍くなった

り、見えにくくなったり、自分の意志で顔色を自

由自在に調整する技を身につけたり、と・・

心の窓だった顔色を素直に見せなくなって行くん

ですよね。

面の皮が厚くなったとはうまい表現ですね。

私の場合は、結構薄いまんまなんですが、色が黒

いもので時折誤解を受ます。

時折ですよ。・・時折。

面の皮って、厚い方が良いのか?、薄い方が良い

のか?。

どっちなんでしょうね。