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遺伝子/2001年7月1日



私は大分県の生まれです。父も母も、爺さんも婆さんも、

そのまた前の爺さんや婆さんも、ずーっと国東半島の生ま

れです。私の遺伝子は、国東半島の気候や風土をもとに作

り上げられております。国東半島は、一年中ほぼ温暖な気

候から、比較的食べるものにも困った状況には無かったと

考えられます。

このような気候風土から、私の遺伝子は、必死で戦いなが

ら生き延びようとする気迫や戦闘力を持ち合わせていない

ように感じます。しかしながら、逆に人間的な人の良さは

あるのではとも思います。このような人種ですから、厳し

い季節環境で育った知り合いからは、やる気がないとか、

緊迫感がないとか、スピードが遅い等のお言葉をいただき

ます。でも、私の遺伝子はながい歴史の中で作り上げられ

てきたのです。そう簡単に変えられないのです。

これが、この地域で生活するには最適な遺伝子だと思いま

す。日本の企業は、より安い人件費を求めて海外へ進出し

てゆきます。それらの地域には、地域の気候風土で作り上

げられた遺伝子を持つ人々が居り、その遺伝子でコントロ

ールされながら生活をしています。これが地域性であり、

国民性であるということを良く理解してつき合うことが大

切だと考えます。

日本人の感覚ですべてを動かそうとすると、お互いが大き

なストレスを持つ事になります。お互いの持つ遺伝子を理

解し合える事が成功の鍵では無いでしょうか。遺伝子・・

いったい何なんでしょうかね。信じているのは私だけでし

ょうか?。