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国東半島の季節感/2001年1月4日 |
今日の国東半島は雪の舞う冷たい朝で迎えた。 元々この半島は日本海から周防灘を南下する寒風が吹きすさぶ寒 い地方である。20世紀なかばはかなりの雪が降り、そして積も った。時として20センチほどの積雪もあり、雪で学校が休みに なることもあった。 寒さをしのぐ冬の暖房はもっぱら掘りごたつと火鉢。この燃料確 保が大変だった。祖父の仕事の大半はこのまきと炭の為だった様 に記憶する。 祖父が汗を流して蓄えたまきと炭の暖かさで冬を感じて来た。 しばらく忘れていた寒さを久しぶりに感じて火鉢が懐かしく思え た。今はその火鉢は植木鉢にされ、黄色いパンジーの花が植えら れている。 |